最近車中泊をする人が増えてきていますが、
年間20泊以上、四季に関わらず全国で旅をしている経験を通して言える、車中泊のイロハをご紹介。
今回は車中泊のクルマ選びです。

いろいろ精査してこの車にしているが、それでも物足りない点もあったり。
(わかったうえで妥協して購入)
クルマ選びで気にする項目

荷室サイズ
居住・就寝空間ともいえる大きさだが、以下の寸法を主にチェックしていきたいところ。
①荷室長さ:就寝時の長さに直結。基本車に対してまっすぐ寝れる大きさが必要。
車両後方=頭にすれば、足元床ナシ宙ぶらりんでもそこそこ眠れる。
②荷室幅:複数人就寝の時に眠れるか・・・?広さ感はセミダブル:120cmを参考に。
90cmでシュラフであれば2人でも案外ゆったり寝れます。
③荷室高さ:就寝のみで使用する場合は大きな要素ではないが、車内で過ごす時間もあれば大切な要素。
④段差:後席倒した場合の段差があるばあいは、かさ増ししてフラット化を。
その分、荷室(室内)高さは低くなる。
⑤傾斜:睡眠の質に関わるので要チェック項目。
断熱性・遮音性
車中泊の快適性に関わる要素、主にバン等は内装ボディむき出しのため、冬車中泊等においては対策必須。
旅車としてのポテンシャル
車中泊=旅になるかと。
その場合は航続距離や荷物の積載性、ドライバビリティも気になるところ。
ぜひディーラーで車両の試乗をしながらチェックを。
WEBメディアの評価には騙されないで!
インターネット等での車中泊評価の記事を見ていると、
普段車中泊旅をしている目線ではNGとなる項目も〇と評価されていたりする。
「横になれる=車中泊できる」ではないので、以下に気を付けてほしい。
①段差はマットでなんとかなるは嘘!
後席折り畳み時に生じる段差。
エアーマットで段差を和らげることはできるが、段差は感じてしまう。
睡眠の質には大きく影響する要素であり、結局段差分以上かさ増ししてフラット化しないとしんどい。
②フラットといいつつ傾斜があると大変
最近のSUVで多いのが、「フラットといいつつ、後席折り畳み時に傾斜ができるもの」
実際に我が家のRAV4、プラドもそうでしたが、これは一工夫が必要。
頭を後ろにすると、足が後席の傾斜の上に乗るので、幾分睡眠はきちんととれると思います。
(逆だと上半身がずりおちて大変!)
できれば簡単なDIYでフラット化をしたいですね。
③就寝スペースしかないけどOK判定!?
特に軽自動車で多くあるのがこれ。
運転席も助手席も倒して寝床にするという使い方で起きうることですが・・・
就寝スペースは確かに確保できるけど、着替え、貴重品、お土産等々の荷物の置き場が考えられていない!となります。
足元やダッシュボード上に置くのもありですが、
車中泊するときは、就寝スペース+αがないと結局困ってしまうのです。
車中泊・旅視点での車評価はこちら
車中泊旅車チェックにて、各車両のポテンシャルをチェック。
ページはこちら
車中泊に関して気になるポイントを徹底的に確認しています。
どんな車がいいの?

後席の車中泊有効面積は圧倒的に広く、これなら生活できる!

車中泊旅をしている私から見て、いいな!と思う車を以下に挙げます。
・ハイエース
車内空間の広さ、DIYのしやすさ面で圧倒的アドバンテージを誇る。
走る楽しさもあれば、迷わずハイエースにしていたくらい、車中泊&旅向け。
・NOAH&VOXY
アルファードはシート仕様上車中泊には少々不向き。
NOAH&VOXYは車内空間も広く、車中泊にはもってこいと言える車両だ。
・ランドクルーザー70(主にトゥループキャリア)
四角い車体により室内空間がやはり広い。
トゥループキャリアは特に室内広さがあり、車中泊どころか生活も可能。
・軽バン
四角い車体で、1人車中泊にはもってこい。
助手席側は常時就寝エリア、運先手席側に荷物積載すれば小さい割に優雅な車中泊旅ができること間違いなし。
つまり、結局おすすめできるクルマの選択理由は”車内空間の広さ”。
SUVで車中泊していていうのもあれだが・・・
ミニバン系が圧倒的に強く、SUVは結構手狭。
我が家は走る楽しさ等他の要素でプラドを選んでいるが、バンライフというスタイルはとても憧れだ。
最後に
今回は車中泊目線でのクルマ選びを紹介しました。
WEBメディアの情報を参考にしつつ、きちんと使える情報と使えない情報を精査できるようになるとよいかと。
車中泊に関するコラムは引き続きまとめていくので、こちらからチェックを!
車中泊の様子はyoutubeでも公開中。お付き合いください。↓