北海道旅は前回のコラムの通り、アウトドア・食・景色・ドライブと様々な要素で楽しめることがおすすめポイント。
今回のコラムでは、北海道へのフェリー選びのすすめを紹介。
各航路の特徴と実際の乗船記録とともに、次の北海道旅の計画の参考に。
なぜフェリーで北海道に行くべき?
LCC(格安航空会社)も進出して、国内各地の移動のハードルがあがっているものの、
フェリーで北海道へ行くことをすすめる理由は・・・
①普段の旅と違う非日常感を味わえるから
携帯電話の電波も怪しくなる船旅。逆に同行者と話す時間が増えたり、とても貴重な時間になること間違いなし。
②費用を抑えられるから
船での移動代はそこそこのお値段。ただ、北海道に飛行機で行くと、繁忙期料金のミニバンを借りて・・・等々案外割高に。
さらに、北海道のキャンプ場は整備されているのに安価。対して北海道の宿は繁忙期価格でいい値段。
キャンプ道具を積んで出かけた方が圧倒的に割安です。
③荷物を載せられるから
北海道旅の魅力は食も大きいですがアウトドアも!
そんなアウトドア用品を持っていこうとすると、宅配便ではいい値段がすることも。
自家用車に積んで出かければ、積み替えの必要もないし、マイギアを持っていけるし。無理して荷物の量を減らす必要がありません。
動画はこちら
毎年北海道を訪問しており、さまざまなフェリーに乗っています。
北海道への航路
北海道へは各地からフェリー路線が。
下段以降各航路を徹底解説していきます。
函館発着航路
【特徴】
〇本数が多いため、予約なしで乗れるケースもあり、行き当たりばったり旅に適している
〇乗船時間が短い
×函館から札幌方面への距離が長く(300km以上)、道南以外のアクセスが悪い
×大間は思いのほか遠い・・・
【乗船記】
苫小牧発着航路
★八戸航路
【特徴】
〇本数が4往復/日であり、予約なしで乗れるケースもある。
〇仙台の先(松島)~八戸まで高速が無料区間。コスパ◎
〇乗船時間8時間という程よい長さ。船内でシャワーと仮眠をとれば時間効率よく旅できる
×三陸道からでないと八戸へのアクセスが悪い
×8時間乗船する割に昔ながらの船内(個室というより大広間)
★大洗航路
【特徴】
〇首都圏へのアクセス抜群
〇仕事終わりにそのまま乗船できるダイヤ
〇新造船のため、設備も充実しており、就寝環境も◎
×乗船距離が長い分、運賃が高め。
×トラックより先に乗船のため、待ち時間が長い
×ダイヤが北海道に昼着。北海道到着後の時間効率が悪い。
【乗船記】
動画・記事(作成中)
★仙台・名古屋航路
〇関東方面へのアクセスはこちらも悪くない
×名古屋までは時間がかかりすぎる(1日以上!)ため、他航路+自走がおすすめ
小樽発着航路
★新潟航路
〇ダイヤが素晴らしい(往路:東京/名古屋朝発、北海道翌日早朝着、復路:北海道夕方発、東京/名古屋翌夕方着で移動可能)
〇個室を使用しても運賃が他フェリーに比べて安価(コスパ〇)
×小樽港は苫小牧港よりも道内のアクセス性が少し劣る
【乗船記】
こんな人にはこのフェリーがおすすめ
・できるだけ費用を抑えたい人
「八戸~苫小牧航路」がおすすめ
>仙台の先から八戸までの三陸道(対面通行)が無料区間
>程よく休める運行時間で移動可能
>北海道の上陸先が函館ではなく、苫小牧(=道内各地に容易に移動可能)
・東京/名古屋からの人
「新潟~小樽航路」がおすすめ
>時間効率の良さがダントツ
>長距離フェリーの中ではコスパ◎
>2017年就航の新造船で快適な船旅
>海を眺められる露天風呂もあり
・東京からのファミリー
「大洗~苫小牧航路」がおすすめ
>東京から大洗までの圧倒的な近さ
>時間にゆとりをもって旅をする方向きなダイヤ設定&乗船までの所要時間
>新造船により船内もきれい
・大阪方面から
「敦賀~苫小牧航路」または「新潟~小樽航路」がおすすめ
大阪からなら北陸道でアクセスも良好な敦賀港。移動の楽さを考えると一番おすすめです。
が、能登半島をぐるりと回る分、航行時間がとても長いことも特徴。
それであれば、新潟まで北陸道を走って、船に乗ってしまった方が時間・費用のパフォーマンスも良くなるのでは・・・?
最後に
北海道に行くためのフェリー選びの参考になりましたでしょうか。
引き続き北海道旅のすすめのコラムは続きますのでお付き合いください。
そして、旅前に動画のチェックにて北海道旅のイメージもしておきましょう。
愛車とともに行く北海道旅がかけがえのない思い出になることを願っています。